特集
ムエタイジム
M1

M−1の未来はいかに?

 M−1とは、『ムエタイNo1』の略称。
「K1の真似ではないか?」と時々揶揄されるそうです。
同じ格闘技とはいえ、ルールが元々違う為、他の格闘技をライバル視したりはしていないそうです。
ムエタイが、立ち技最強の格闘技であるという信念の元、『ムエタイNo1』の略称として命名したのだそうだ

   注 ムエタイ(タイ語でタイ国の格闘技の意)の発祥は、14〜18世紀に栄えたアユタヤ王朝までさかのぼる。
   隣国ミャンマーによる侵略の危機に、素手で相手を倒すために武術「ムエタイ」が編み出された。
   ムエタイは両手、両足だけでなく頭、両ひじ、両ひざも武器としている。


 M−1は、試合をプロモートするM-1MC 株式会社、
ムエタイスクールやムエタイジムを運営する株式会社 ウィラサクレックフェアテックスで構成されている。
M-1MCのMCとは、『ムエタイチャレンジ』の略称。
ウィラサクレックフェアテックスは、『WSR』の略称で呼ばれ、ムエタイスクール、ムエタイジムを全国に8拠点持っている(2009年2月現在)。

M−1の本部(1階がスクール、2階がM−1MC)
M1本部

M-1MCの最高責任者は、山本代表、
WSRの最高責任者は、ウィラサクレック・ウォンパサー会長です。

左:山本代表 右:ウィラサクレック会長 中央:広報担当者
M1幹部


 M−1で思い起こされるのは、1月に代々木で開催された『ムエロークJapan2009 〜最大最強のムエタイ祭り〜』だ。
3,200人収容の代々木第二体育館は、格闘技ファンで埋め尽くされていた。

熱気にあふれた体育館内
ムエロークJapan2009
体育館に入って、「プ〜ン」と漂うオイルの匂いが臨場感を引き立てた。
食い入るように試合を観戦していた頑健そうな男達の姿が、今も記憶に残っている。


 ●このイベントを主催したM-1MCの山本代表にイベントの成果と今後についてインタビューしました。

筆者:「イベントは成功に見えましたが、どうとらえていますか?」
山本代表:「おかげ様で、チケットは完売しました。
     約4,000人程度の来場者がありましたので、成功したと思っています。
     従来はディファ有明で、開催してましたが収容人員は、1,300人程度。
     それが、3倍近くの広さの会場を使用したので、危惧する声もありました。
     その中で、興業的には成功しましたので、今後のはずみになると考えています。」
筆者:「では、今後も続けられるのですか?」
山本代表:(ウィラサクレック会長に相談しつつ)「ええ、年1回は、ムエロークのような大きな大会を開催したいです。
     但し、ファイトマネーが高く(チャンピオンクラスを呼ぶので)、実入りが良くないのが悩みです。(笑)
     もっと多くのスポンサーが欲しいですね。
     プレイヤーズTVとの提携が濃厚で、M−1専用チャンネルが出来る可能性があります。
筆者:「将来的には、もっと大きな箱、例えば埼玉スーパーアリーナ等での開催は考えられていますか?」
山本代表:「条件次第では、ありえますが・・・」
筆者:「埼玉には、タイフェスティバルがないので、タイフェスティバルを実現してメインのイベントとしてスーパーアリーナで開催
     して欲しいです」
山本代表:「埼玉は夏に水かけ祭りがありますね。そこでリンク出来れば面白いかもしれませんね」
筆者:「なるほど。是非、実現して欲しいです。」

 ●WSRの活動について、ウィラサクレック会長にもインタビューしました。

筆者:「スクール、ジム併せて4拠点持たれているようですが、今後の目標は?」
会長:「現在、ジムは8拠点です。その他にもタイレストランを2店舗、接骨院も1つあります。」
筆者:「えっ、ホームページには4拠点となっていましたが・・・・」
   (実際は8拠点で、ホームページの更新が間に合っていなかったようです。)
筆者:「ムエタイを日本で、本格的に広めようとしたきっかけは何ですか?」
会長:「ひとりでも多くの日本人に、ムエタイを広めたい。ムエタイを通じてタイ文化に親しんでもらいたかった。」
筆者:「ジムの特徴は何ですか?」
会長:「タイ人選手が強いのは当たり前なので、タイ人選手に負けない日本人選手を育てたい。
    また、単に強さを求めるだけでなく、目的にあった練習を取り入れています。
    楽しくないと長く続かないので、無理せず楽しく続けられるようにしています。
    ムエタイの数多くの実戦テクニックは、ダイエットや護身術にも最適だと思います。」
筆者:「将来の夢は、何ですか?」
会長:「ムエタイ・ジムを日本全国に展開することです。」
筆者:「是非、実現して下さい。」

この不景気な世の中で、立て続けにジムを開設しているWSR。
不景気なので、家賃が以前と比べると結構安くなるんだそうです。
ピンチはチャンス。
まさにその言葉通りの活動をされているようです。
WSRには、『不景気は追い風』と感じられました。
結論としてM−1の未来は、とてつもなく明るそうです。

 さらにもう一つ。
タイ国プロムエタイ協会が後ろ盾となって2004年に発足したWPMF(World Professional MuayThai Federation)。
WPMFはムエタイの国際的な普及を目的に発足した組織。
伝統的なナーイカノムトン記念日(3月17日)、王妃生誕記念(8月12日)、タイ国王生誕記念(12月5日)などに年間行事として毎年主催興行を開催しており、各地方都市などで認定興行を定期開催。
そのほかにも、ムエタイ2大メジャースタジアムであるルンピニースタジアム、ラジャダムナンスタジアムでも世界戦の認定をしている。
その日本支局が認可された。
WPMF日本支局の局長には、日本から数多くのムエタイ戦士を輩出しているWSRのウィラサクレック会長が選出されたのだ。

就任式の会場にて
就任式の会場

【プロフィール】
ウィラサクレック・ウォンパサー(リングネーム)
本名はクラハーン・プラパン
1967年6月9日、タイ国ヤソトーン出身
高校時代、ボクシング選手権で優勝しオリンピック候補生になる
ムエタイに転向後、二大スタジアムのランカーとして活躍
ムエタイ戦績57勝15敗、日本戦績11勝無敗

席上、ウィラサクレック会長は、「定期的にWPMFの世界戦やランキング戦を日本で実施していきたいし、日本でのムエタイの発展に努めたい」と語った。

 最後にM−1の今後のイベントについてお知らせしましょう。
就任式の会場


M-1 FAIRTEX ムエタイチャレンジ2009
『Yod Nak Suu vol.1』

日時: 3月1日(日) 開場15:30/開始16:00
会場:東京・ディファ有明 
主催:M-1MC株式会社 TEL03-6802-1011
後援:格闘技通信/GONKAKU
   格闘技ウェブマガジンGBR/BoutReview.com

詳細は、こちらでご確認下さい。


余談
 蕨(埼玉県)にもジムがあり、ウィラサクレック会長が帰りに寄るという事で、会長運転の車に同乗させて頂いた。  (恐縮)
 ジムでは、熱のこもった練習生の姿があった。

熱のこもった練習をする練習生
練習生

こちらは、師範(ムエタイの現チャンピオン)
師範

4月27日に西川口駅前に倍の広さのジムを新規に開設する予定だそうです。